マネジメント能力を養う【マネジメント能力を養う】さて、乾てきの段階の大敵は、マンネリズムに陥ることです。 この段階になると、基本的なことはなんなくこなせるようになりますから、 かなりの意志を持って対していないと、慣れからマンネリ化が起きます。 マンネリズムに陥ると何が起こるでしょうか。 気が緩んでほんの小さなトラブル、凡ミスが起こってきます。 ささいな凡ミスは「注意不足だったな」と、 自分も軽い気持ちで済ませてしまいますし、 上司も凡ミスに対しては「気をつけろよ」で終わらせます。 つまり恥をかいたり、怒鳴られたり、手痛い思いをしなくて済むのです。 ところが、起きてはならないはずのミスとは、 実は日常的なささいなミス、いわゆる凡ミスです。 人間は小さな小石につまずき、大きな石や岩にはつまずきません。 これしきのことにつまずくのです。 不祥事が起こるのは、小石につまずくような、 日常のささいなミスの積み重ねによります。 小さなミスを当たり前のように見過ごすという 悪い癖付けが積み重なった結果です。 しかし、ここで問題意識を持つという良い癖を付けたなら、 それは大成長、大発展の礎となります。 薄皮を重ねるように厚い層になって、ある時、 積み重ねた量が質に転換して、技に変わるのです。 凡ミスを見逃すという悪い習慣も同じで、 薄皮を積み重ねるように膨らんでいきます。 ハッと気付いた時には、大事件、大事故に発展していくのです。 「乾てき」の実践を癖づけることで、 なぜミスが起きたのかという問題意識が育ち、 トラブルのパターンを認識できるようになります。 そして、よく似たパターンが出てきた時に、 前もって問題を察知できるようになります。 ですからこの段階は、とにかく量稽古です。 あらゆる経験を積むために果敢に仕事に挑む。 すると、突然、本物の技が生まれ育ってきます。 どのような問題が起きても、工夫して対処できるようになる。 さらには、問題を未然に防いで目的を達成できるようになる。 そして、こうしたコツがつかめてくる。 これがマネジメント能力、問題対処能力といわれるものです。 この能力が、リーダーになった時に、 不祥事を起こさないための危機管理能力につながっていきます。 『リーダーの易経 第一章』より 『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』 (角川SSC新書)¥864 よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^) ☆引用される場合は必ず引用先を明記されるよう、お願いします☆ 中日新聞夕刊7/24のランキング 三省堂書店 名古屋高島屋店 & 星野書店近鉄パッセ店 共に1位! 感謝です! 三省堂品川駅南店 7月18日の朝日新聞・全国版に掲載されました。 紀伊國屋書店新宿本店・新書部門1位(7/14) 星野書店近鉄パッセ店・新書部門1位(7/6~12) 三省堂書店 名古屋高島屋店・総合1位(7/10~16) 感謝です! 『リーダーの易経』が角川SSC新書のベストセラーランキングで1位、一番ほしい物リストで1位! なんと、一番ギフトとして贈られている商品で1位は『超訳・易経』でした! (2014.7.16現在) 丸善丸の内本店で、新書ランキング5位!(7/14~23) 三省堂書店名古屋高島屋店で平積み! 全国の三省堂、紀伊國屋、丸善ほか、大型書店にあります。 ジャンル別一覧
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